3/27

最近テラハにいきなりぶち込まれる妄想をして遊んでいる。あんまり見たことないけど。
NetflixJapanの人が来て、じゃあ明日からあなたテラハで~すってなったとする。まず着ていく服から考えなきゃいけないので、持ってる服で一番テラハっぽい組み合わせを考えてみる。
だけどそんな「あ、これいいやつ(高いやつではなく)だな」ってわかるような服なんてなくて、まずここで1ミス。
なんとか"テラハっぽくて個性も出てるいい服"を用意できたとして、家に向かうとする。ピンポーン、お邪魔しま〜すガチャ で玄関ドアを開けて僕の顔が現れる。YOU(今もやってんの?)がナレーションで「いやクソブスじゃないのォ〜」って全国視聴者の思いを代弁する。1ミス。

なんとかそれを耐えて、家に入る。


脳内テラハのメンバーは、

〇カナタくん
学生。経営学部。年齢は一個下。顔がかっこいい(なんかの雑誌モデルをやっている)。
ほぼほぼ悪気はない人なんだけど、生きてる世界の格の違いで無意識に僕を傷つけてくる。あと変に気が強いのでたまにアキラさんと喧嘩みたくなってハラハラする。当人たちは5分も経てばケロッとしている。
見た目はだいたい中川大志

〇アキラさん
インターネット広告代理店社員。頭が良い。理系で体育会系。オシャレなパーマがかかっている
「え?笑」が口癖。僕の話を聞いてくれないし、話しても伝わらない(僕も悪いのかもしれない)。無神経。強引。デリカシーがない。いつもいい時計とガチガチのワックスをつけている。
あと、なぜか女子はみんなこの人に甘い。一番苦手。
見た目はだいたい金子ノブアキ金子ノブアキは普通に好き)。

〇サヤさん
グラビアモデル(ゼロイチファミリア所属)。Twitterで水着にサロペットとかノースリーブ白ニットとかの写真をあげて4000いいねぐらいの人。
一見、人の好き嫌いはないように見えるけど、僕とは2人っきりでもない限りまず話をしない。嫌われてる以前の問題。視聴者からはアキラさんとの絡みが望まれてるんだと思う。
見た目はだいたい大原優乃

〇アンナさん
女4人組バンド(深夜ドラマとか土曜の昼ぐらいにやってる情報番組のエンディングテーマを何回かやってる)のギター。ボーカルじゃないけど喋りが立つので人気がある。
恋愛経験を開けっぴろげにする上にこっちに意見まで聞いてくる(そしてそれが映像として使われる)。絡むと自分を試されることになる人。ちょっと誰とどうなりたいのかわからない。
見た目はだいたいファーストサマーウイカ

〇メイさん
お笑い芸人。つってもこう、女だてらにお笑いやってます!ってタイプじゃなく、普通に会話の間とかが上手。おもしろい。関西弁。すき。このテラハの良心。縋りたい。
僕のテラハ生活になにか山場があるとすれば、この人の優しさに甘えてなんか勘違いしちゃって、めちゃくちゃわかりづらいアプローチをして、視聴者から「キモい」の嵐ってとこだと思う。
見た目はだいたい3時のヒロイン 福田。

まあ、こんなメンバーの中に僕が入ってだな…、や、入れるか……?ともかく入っていく、最初の夜。
一応僕の歓迎パーティーが行われ、カンパーイ!っつってみんななんか、シャンパングラス?とかいうのでまあまあ高そう(ラベルが英語なので)な酒をガバガバ飲み出す。僕も空気を読んで飲む。
僕はお酒に弱いのですぐ赤くなってしまうんだけど、それをアンナさんが「え〜かわいい〜!御伽くん(「名字+くん」呼びされるのが一番好き)弱いんだ?」みたいに拾う。アキラさんが「大学生だよね?サークルとかで飲まないの?」と。「や、そういう感じのサークルじゃないので……」と僕。ここでしまった、と気づく。サヤさんが突っ込んでくる。「御伽くんなんのサークル入ってるの?」もう逃げられない。
「あの……」
みんなが黙る。僕の次のセリフだけを待つ瞬間。

 

「オタクサークルです……」

 

ここでキスマイBUSAIKU!?みたいなシステムがあれば、
「キモッ!(21歳 大学生)」
「こういう人種はテレビに映らないでほしい(31歳 飲食業)」
「誰がこの人入れたの?(27歳 主婦)」
みたいなツッコミで場も持ったかもしれないが、そんなものはない。しばしの沈黙。「こいつをこれからどう料理してやろうか」って雰囲気だったハウス内が冷えていく。みんなの心が遠ざかっていく感覚。モニタリングしてる山ちゃんの「あちゃー……」というナレーションが染み渡る。

 

「や、なんやもっとエグいサークルか思ったわ!(一般クソ似非関西弁)」
メイさん〜〜〜!!!!この状況で共倒れ覚悟で助け舟を出してくれる心意気。恋に落ちる瞬間。

かくして、僕が他のメンバーからは浮いた存在として印象づけられた第1話。僕がオタサーにいることが発覚する引き金となってしまったサヤさんはこれ以降、9割の気味悪さと1割の申し訳なさをもって、基本的に僕のことを避けるようになったのであった。2話に続く。


はいテイラー・スウィフト ドーン!