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最近自分と付き合うという感覚が強まってきて「こうすると俺は喜ぶな」と思うことを自分にしたり提案してあげることが増えた。

19歳だかの誕生日を特に誰に祝ってもらうわけでもなかった時に、「ああ、別に誰も自分のことを見ているわけではなく待っていれば何かをしてくれるという身分でもないので、自分の生活を彩りたいなら自分で演出しなければいけないのだな」と強く思ったのだった。

それ以来、自分はきっと甘いものを欲してるだろうなと気を利かせてスイーツを買ってあげたり（自分はそれですごく喜んだ）、家で暇なようなら出かけるよう誘ってみたり（自分は楽しそうだった）といったことをしてあげるようにした。欲求に素直な自分とそれを見る自分がいることにすると、前者が後者を構ってあげることで双方の機嫌が良くなるので都合が良い。

電車でうとうとしてる女性（知らない方）が肩にもたれかかってくるのが好きなのをやめたい。情けないし、悲しいので。

気持ち悪いので、電車にのるのやめてもらっていいですか？そういう人が乗っていると思うと、怒りで震えが止まりません。今、画面が涙で滲んでいます。んもぅ〜業務妨害はそっちなんだからさっさと降りる！（前川みく）

と言われたらぐうの音も出ずに下車することになってしまいます。俺、全然人肌恋しくなってるね……もうやめたら？一人で異端ぶるのは。

結局、僕は自分のことを「人と一緒にいる権利をポリコレに奪われて幸福度も低いまま一人でいることになった被害者」ということにしたいらしいので謙虚なふりをしているけど、欲深く人といる術を探っているし、それを人に指摘されるのも怖いからこうして自分で言っちゃう。

君、自分がどれだけ醜いかわかってますよアピールをすることで保険をかけてるつもりかもしれないけど、それは醜いことの罪滅ぼしにはなりませんよ。

心から一人で楽しむのは今のところ家の中でしかできない。外でそれができる人は本当にうらやましいな。