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長生きしたいのだとしたら、自分の代理人として他人を迎え入れるのは必須だと思うんですね。確かに一人でも生きてはいけますが、自分を保護するのが自分だけではどうしても穴がありますから


代理人を作る手段として用意されているものの一つが結婚だと思っていて、あらゆる独身は一人で生きていく恐怖と危険性から無料で逃れるために相手を見つけ結婚することを迫られているわけです。そこに今なら恋愛感情もついてくる!ってわけで恋愛結婚なるものが流行り、今崩壊しかけてると。

そもそも恋愛結婚の流行りの起こりが家対家の視点で組まれたお見合いによる当人たちの意思に反した強引な結婚が問題視されたからであるわけですが、ロマンチック・ラブ・イデオロギーが生んだのはすべての独身が同じテーブルで戦う恋愛競争社会で、結果当人の意思に反した強引な生涯未婚があちこちに出てきたわけですが、それが今問題視されてたりされてなかったり。


「あなたのことが世界で一番好き!」って人ではなく、「あっちにもこっちにもあわよくば結婚してやりたい人はいるけど、お互いの利益のために一緒に暮らすぐらいであれば許容範囲内だと思える程度には嫌いではないです」って人同士が出会えたらいいんですけど、そうもいかないのかな。や、実際はそういう結婚もあるとは思うんですけど。


僕も実は、この人とだったら結婚していられるだろうとか、この人と結婚したらそれに合わせて自分を変容させることができるだろうとか、そういう根拠のない自信みたいなものの芽が自分の中にあるのは感じていて、これをうまく育てていけば晴れて実際に結婚するという狂気の花が咲くんでしょうが、誰もがこいつをうまく育てることを前提に世の中ってものは回ってますな。まさにお花畑ですね。

 

 

我ながら味わい深いツイートをしてますね。

恋愛がそもそもよくわかってないのですが、自分の人脈の範囲内で自分が一緒にいる頻度と一緒にやることの密度を高めたいと思う人間に対して恋人となることを打診して、受け入れられた場合に晴れて恋愛がスタートするということであってますか?

こうなると案外簡単そうな気もするし、よくこんな大雑把なシステムを結婚の入り口に据えるような流れができたもんだなとも思いますが、確実に言えるのは自分がもう一人いたら絶対に自分と恋人になっていたなということですね。

 

この手の話はおもしろいのでまた書きたいです